しまむらかずお&カノンズSP 紹介

KAZUOさんのこと、カノンズさんのこと、もっと知りたい方のために。

しまむらかずお & カノンズSP
   「東北へピアノを贈ろうコンサート」のステージ(美術館ホール2014年3月)

 

しまむらかずお

&カノンズSP・・略称「K2」

 

 シンガーソングライター、しまむらかずおを中心としたバンドで、2008年に初めて開催された「リレー・フォー・ライフin高知」のテーマソング、「ひかりのカノン」のCD制作の際に誕生。バンド名はここ由来する。その翌年、新阪急ホテルでのチャペル・コンサートを皮切りに、コンサート活動を開始した。

 

 以来、春野ピア・ステージや美術館ホール等でのリサイタルを、年2回のペースで開催。その他のステージを合わせると35回にのぼる。メンバーは8人。ジャズ、ロック、フォーク、合唱団出身の名手たちが集い、しまむらかずおのストーリ―性溢れるオリジナル作品を、カラフルなアレンジで発表してきた。その数は46曲を数える。

 

 カノンズSPは、その誕生当初から、社会性を持った音楽活動を続けており、特に2011年の東日本大震災以降は、「被災地の学校へピアノを贈る運動」のメインバンドとして、そのテーマ曲「forEAST~東の空へ歌よとどけ~」その他を制作。そのCDの売り上げや、支援コンサートの収益を、ピアノを贈る運動を主催する「一滴の会」に寄付している。

 

また、「3.11を忘れないで」、「みんなで手をつなぎましょう」をテーマとした町ぐるみの公演づくりを進め、これまでに、佐川町「桜座」、香南市「マリンホール」、四万十町「四万十会館」を会場に、地元文化団体との合同公演の機会を創出するなど、地域づくりにも大きな役割を果たしている。

カノンズSPのメンバー紹介・・・・by しまむらかずお

野村茂

 

 野村茂

 Shigeru Nomura スーパ―・ベース

 

カノンズ結成当初からのメンバー。ジャズ出身のベースマン。ジャズフェスなどへの出演の際には、でっかいウッドベースを弾く姿が実にかっこいい。カノンズのステージでも「たまにはやってよ」と催促するが、いつも断られている。その理由は、「だって重たいんだもん」(笑)。しまむらと同じくヘビースモーカーで、カノンズの「SP」の意味を「スモーキング・パートナー」だと信じ切っている。そのせいか、よく定番のギャグでケムに巻いて、話をウヤムヤにすることがある。座右の銘は「他力本願」。

 

 

伊藤彰介

 

伊藤彰介

 Shosuke Ito オールマイティー・ドラムス

 

彼もジャズの出身。若いころからドラム一筋(いや、もちろんお仕事は別にして)。カノンズ以外でのライブやセッションにも引っ張りダコの名手。楽曲の雰囲気を壊さない優しい叩き方が信条。実直で紳士な性格がそのままドラムに現れている。このところ、新曲のアレンジの際に、たまにディレクターに変身して、ピアノの弾き方やキーボードの音色に注文をつけたり、ボーカルの歌い方にまで指示を入れるなど、ぐっと熱の入る時がたまにある。その時には、みんなで「ハハアー」と素直に従うことにしている。

 

 

永尾直仁

 

永尾直仁

 Naohito Nagao ファンキー・キーボード

 

 彼がいないと、カノンズは成り立たない。なぜなら練習スタジオのオーナーだから(笑)。その昔はベースマンだったそうだ。昔のバンドの映像を見せてもらったが、チョー・ハンサム。さぞかし若い娘たちにモテただろうと思う。今はその面影は薄まっている。誠に残念(笑)。キーボードの音色は楽曲の雰囲気を大きく左右する。特に繊細なストリングス(弦の音色)などはその最たるもの。繊細でていねいな人柄が音作りにも反映している。すぐに顔を赤らめるテレ屋さんだが、やるときはやるのだ。

 

 

大原光鶴

 

大原光鶴

 Mitsuru Ohara  スペシャル・ギター

 

 一見、NHK9時のニュースキャスターのような風貌。真面目そうに見えるが、実は大の真面目(笑)。ほとんど余計なことは言わない(その辺が誰かさんとは違う)。いい仕事のできる男は無口なのだ(反省)。そんな彼が、時折りフッとはにかんだような笑顔をもらすことがあり、そこが可愛いと女たちは言う。それにしても彼のギターはかっこいい。舞台の前に出て来てシェイクするようなパーフォーマンスはないが、優しく包み込むようなサウンドや、時に泣きの入るメロディが観客を魅了する。カノンズ・サウンドにはなくてはならない存在である。 

 

藤島裕之

 

藤島裕之

 Hiroyuki Toushima 月夜のピアノ

 

 実に楽しい方である。といっても、ヘンなヤツでもなく、おかしい人でもない。一緒にいると楽しくなる…そんな感じの方である。ポップなピアノ、メローなピアノの双方を駆使して楽曲を色づけてくれる。作曲家としても知られ(無論、マニアックな方に限るが)YouTubeでは知らない人が彼の曲を演奏するのを見かけるほどだ。そんな彼が私たちの仲間になったのは、「被災地の学校へピアノを贈る運動」の最盛期、佐川町の桜座での公演からだった。全曲がオリジナルのカノンズの曲は、彼にとってはすべて新曲。短期間で15曲をマスターした伝説の持ち主。昭和の匂いのする音楽が好きだという。このところ、やや歌謡曲風な曲が増えたのは、きっとそのせいに違いない。 


中山知子

 

中山知子

  Tomoko Nakayama  虹のコーラス

 

 カノンズのコーラスは二人。わかりやすくいうと、足のきれいなほう(笑)。笑顔いっぱいの彼女の姿は、ステージの花である。…あまり褒めすぎるのは本人のために良くないけれど、きっといい人。人の悪口を言うのを聞いたことがない。合唱団出身で、カノンズのコーラスづくりにもソツがない(いまだに「ソツ」の意味は分からないが…)。一家そろって音楽一家。みんな仲がいい。それはきっと彼女のキャラと努力のたまものだろうと思う。ただ男女間のことになると、達観した見方を淡泊に披露する。ごちゃごちゃとした恋の歌をつくると決まって、結構あっさりとした反応を返される。そこがやや辛い。多分、彼女の恋はすっきり、あっさりだったのだろう。ま、余計なことです。

 

岩見佳子

 

 

 岩見佳子

  Yoshiko Iwami  コーラス/振付け

 

 彼女の「アルト」はいい。ボーカルをとる女性にはソプラノが多いが、主旋律の下を這うようなアルトのパートは、目立たないがとっても重要で、なかなかいない。働き者で世話好きで、笑い上戸で泣き上戸。カノンズの会計と休憩時のコーヒーが担当。彼女が練習に遅れると、メンバーのみんなが心配してこう言う。「あらっ、コーヒーはまだ?」(笑)。ステージではあまり動かないカノンズの男どもを尻目に、楽曲に合わせた振付けに余念がない。コーラスより先に振りが付くこともある(ダメじゃん!)。それにしてもこの種のバンドで、コーラス専門が二人もついてるバンドは珍しいのではないかと思う。贅沢なことだし、ありがたい。もう一つだけ贅沢を言わせてもらいたい。ダイエットもよろしく(笑)。

 

K2=「KAZUO&KANONZ」の演奏がライブ映像で見れます。

 

   40曲を50音順でUPしています。こちらです。

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