しまむらかずお&カノンズSP ソング・リスト

その② 「か行」~「さ行」

 

10. KAZUOは要りませんか?

 ♪キミは毎日何をしてるの? 楽しく生きてるの? 辛いことなんてないの?…。

  いつも元気に見える人にだって、オモテに出せないものがあるよね。だからボクが聞いてあげるよと、おせっかいぶりを発揮してきたアタシ。でも最近は、ちゃんと「KAZUOは要りませんか?」と訊いてからにしなければと思っています。「代わってはやれないけれど、そばにいるから」の言葉が元になって生まれた曲です。カノンズの2ndアルバムのタイトル曲で、このホームページの名前の元になっている明るい曲です


 

11. カランコロンの扉から

 ♪あなたに会えたあの日のこと覚えてる…。

  誰にだって《惚れた瞬間》ってものがあるよね。カランコロンと鳴るおしゃれな扉を開けて店に入ってきた彼女が、前に会った時と全然違って輝いて見えた…「惚れてまうやろー」。そんな歌。ああ恥ずかし 

 

12. 君に会えない日曜日

 ♪こんな晴れた日は とてもキミに会いたい…。

   恋まっ最中のころ、何はなくてもキミに会いたい、ただひたすら会いたい、たとえ土砂降りでもキミに会いたい…そんな跳ねるような気持ち、忘れたくないし、また味わいたいなと思う今日この頃


 

13心のリンゴをあなたにも

 ♪いつか見た映画のように 愛してるなんて言えない…。

  真っ赤なリンゴはハートのカタチ。真心こめた優しさのシンボルです。まだまだものすごく若い頃、その心のリンゴをお互いにやり取りしながら生きるのが人生だ、などと熱っぽく語ってました。でもその思いは変わらずに持ち続けています。同じタイトルで本まで出したほどです。やや理屈っぽいお話ですが、それが歌になると、ぐっと分かりやすくなります。そんな歌です


 

14. Singer(シンガー)

 ♪そっと目を閉じて 辿る景色の中…。

  振り返るのが苦手な私が、「歌と私の人生」をテーマに曲を書こうと思ったのは、退職の1年前だったでしょうか。名曲「マイ・ウエイ」のような渋い曲をと思ったのですが、まだその域に達しない自分でした。しかも、まだシンガーではなく、コームインでしたから、ムリムリと思って、作りかけのままパソコンの中で眠っていました。それを取り出したのは2年後でした。もう振り返って歌ってもいい、そんな歳になったのかなと思います。コンサートではこの曲で、ドン帳を何度も下げました。思い入れのある1曲です  


 

15. 新堀川~シオマネキに会いたい~

    ♪昔はここに川が流れていたと 町のおじいさんが教えてくれた…。

  高知市文化プラザ「かるほーと」の北に小さな川があります。昔は材木町と呼ばれた町に作られた人工の堀です。材木運搬用に掘られた新しい運河でした。だから新堀川と呼ばれたのです。つい最近、その川にフタをするカタチで大きな道ができました。人は便利さと引き換えに何かを失う…それは今までもどこの町にもあったことですが、この川もそのひとつです。その川に生息していた絶滅危惧種のシオマネキというカニさんは、片方のハサミだけが大きいカニさんでした。そのハサミで潮を招いているようだと名付られたのでしょうね。そのダンスはもうここでは見られないのです。なんだか申し訳ない気がします。根強い人気のある一曲です。

 


 

16. すみれ

 ♪空の青さ目に沁む 花びら揺らす風…。昨年の春、大阪にひと組の夫婦が誕生しました。もう随分前、その二人がまだ学生の時、縁あっていっぱいお話してきた二人です。二人とも学校の先生となり、ようやくこの日を迎えました。とってもいい披露宴でした。私は「幸せ」というものは、「なるもの」でも、「してもらうもの」でもなく、「つくるもの」、「育てるもの」だと思ってきました。でもその日初めて、幸せって「配ってもらえるものもある」んだ、そう思いました。それほどに、本当に良かったなって思えるひとときでした。この歌はその披露宴の席上で歌ったものです。大阪から帰ってきてから2番を足しました。春を感じる優しいボサノバに仕上がっています。 

 


 

17. ずっとずっとの物語

 ♪あなたも誰かを 好きになったことがあるでしょ…。 そう歌いはじめるこの歌は、ずっと問いかける歌詞ばかりで綴るという、珍しい歌になりました。皆さんにひとつずつ語りかけてゆくうちに、お聞きになる方のそれぞれの物語が、おのずと再生されてゆくのでしょうか。結構長い歌なのですが、カノンズの人たちのていねいな演奏に乗って、少しずつ気持が高ぶってゆくような曲になりました。同じタイトルのコンサートもやりましたし、同名のCDも出しました。私も大好きな歌です


 

18. セピア

   ♪夕暮れの川のほとり のぼり詰めて…。 誰かがいつもそばにいてくれる、それがどれだけ幸せなことかを教えてくれる人が、あなたにはいますか?  この曲はそのタイトルどおり、秋も深まった季節の歌なので、夏や春のコンサートでは歌えないという困った曲ですが、お気に入りの1曲です。「こんなセピアな景色でも、美しいのは…あなたがそばにいてくれるから…」、私もそう言われたい


その①

「あ」行へ

その③

「た・な」行へ

その④

「は」行

その⑤

「ま・や・ら」行へ